カトリセンコウ

2008年9月20日 日常
むかしっからの、ふるーい洋服のなかにうもれて


上はシュミーズ一枚で


何度も何度もスカートやズボンをはきかえる


あたしの服や


姉の服


最後には父の服まで手をのばしてしまう



母の姿がだいすきです。




ひとりで着替えては

しん、と考えて座っている(まだ着れるだの捨てるだの)カワイイ背中。



たまたまこっそりと、その姿を発見すると


たまらなーく、お母さんいとしいなぁっておもう。


うりゃうりゃしちゃいます。






向田邦子の『あ・うん』でも、似たような場面があるのですが


本を読んだとき


わかるなぁってしみじみしてました。



うーんながれるながれる、かんじょうが。

うわーい☆









芽キャベツ

2008年9月17日 日常
今日はひさびさひとりでお出かけ。

グーグー観て(ほろりとしました。)

スタバ行って

軽くぶらぶらして

帰路につきました。






スタバは禁煙なので

普段あんまり行かないのですが



と言ったらわたしが喫煙者みたいだけど

恋人がイヤなようなので、


行きたいのに案外行かないスタバ。



そしてひとりで行ってみたんだけど


ぼーっとしてたら

なんか、おっしゃれーな空間だなぁとか思いまして。


だけど、おしゃれっていうのも意外におもしろくないものなんだなぁ。

なんてことを考えていました。


それでもスタバの店員さんは

いつもとても親切にしてくれるので

それだけでまた行きたくなります。








ひとりお出かけというと


中学生のころ、たぶん中2くらいかな?


すっごいひとりになりたい時期があって


レストランみたいなところで


ひとりで昼食をとったことがあります。


芽キャベツのシチューがおいしそうで注文したのに


実際食べたら思ったよりもおいしくなくて、


なんせその昼食自体が、世界に対する反抗みたいな気持ちだったし


わたしのちいさな爆発だったのだとおもう。


そんな自分がひとりで食事を味わえるはずもなく


ごはんの味は全く覚えていない。


きっと幼かったであろう女の子が、ひとりで来ているのに


男の店員さんはイヤな顔ひとつせず、とても親切だった。


それがまたそのときのわたしには、なぜだかくるしかった。


なにかのふりをしてみたり

それをたのしむということ


その両方が下手だったわたし。


ひとりでいきてみたかった、わたし。



だけどそのピノキオの鼻は


芽キャベツと顔も覚えていない店員の人に


ぽきっと折られてしまった。



今ならあのシチューはひとりでもおいしく味わえるかもしれないけれど


あの日ことを想い出すと


すこし安心する自分がいます。




全部を上手になる必要はなくて


むしろ下手であることも大切なんだろうな、ということ。




あの日々は毎日、脳みそがうるさかったけれど


今眺めてみると


それものしい。



がんばってがんばって

生きて

なやんでなやんで

発見して



そこにある


‘下手’を


わたしはみつけてみたいです。












この夏は


ただじーっとじーっと


耳を澄ましていたように思います。


想像していたよりも


遊んだり、はっちゃけたりという行為もしなかった。



自分の歳も忘れてしまうくらいに


ゆっくり生きてきたように思う。



朝早くに起きて

ぼーっとして

昼に働き

夜にねむる。


そして様々な料理を作った。





魚をさばいたり

果物をむいたり

野菜をきったり


そうゆう行為をしていると


わたしは一心不乱になり


自分が人間とかそうゆうことを超えて


原始人、生き物のレベルに戻っていくようにおもう。




自分の口にいれるために


刃物を使って工夫している。


たたいて

すべらせて

すくって

きりつける。



よくもまぁ


かんがえたなぁ。


だいじょうぶ、あたしが大切に


やってみせるから。




だから

ごめんなさい、

このこころにも

ごめんなさい。





さいきんはずーっとこんなことが


頭をめぐっています。



バイト先のキッチンで


そんなことを考えているんです。


もちろん声をかけられれば

ニコリと微笑みます。





穏やかなようで


中身はぐつぐつと煮えたぎっている


そんな夏だったのかもしれません。






本は最近のものは読めていなくて

『氷点』や『岸辺のアルバム』を読みました。

このふたつは映像でもぜひぜひ観たいなぁ。






なんだか知らない間に

日記が変わっていました・・。


文字が大きいのがイヤだなぁ・・。


変えちゃおうかなぁ・・。








まだまだ観ます、邦画たち。






ゆれる


好きだ、


かもめ食堂


花よりもなほ


初恋


転々


黄色い涙


変身






そして少し前からも思い出して

映画館で観た映画たち。





人のセックスを笑うな



アフタースクール


ザ・マジックアワー


百万円と苦虫女


デトロイト・メタル・シティ








『ゆれる』のオダギリ・ジョーと、香川照之はとにかくすごかった。

心臓がどくん、ってする感じ。
自分だけが秘密を覗いてしまった・・みたい気分にされて、うわぁってなりました。




『転々』も印象的です。
あーゆー終わり方をする作品はたくさんあるけれど
すごくしっくりきた。
吉高由里子がカワイイ。



『ザ・マジックアワー』はおもしろすぎたなぁ。
映画館で涙が出るくらい笑ったのは初めてだった。キャスティングがバッチリ。

佐藤浩市はやはり本当にカッコイイ。



他にも言いはじめればきりがないけれど



とりあえず、こんなもので。







来週、ひとりで『グーグーだって猫である』を観に行く予定。



わたしはあのときからずっと





写真であれ映像であれ


キョンちゃんをみると




なぜか泣きそうになるんです。



なぜだろう。



ほんとうに不思議なひとです。

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