煙草

2008年5月2日
「帰ろか。」とか

「行こか。」とか言う(正確には言ってくれている)のは

いつもあの人の役目であって

わたしはたぶんほとんどその類の言葉を発したことがない。



わたし個人的な話をすると

恋人と過ごしていて

らびゅらびゅ(○なち風)でも

うだうだでも

例えケンカしてぐっちゃぐちゃであったとしても


はやくかえりたい

と思ったことは未だかつてない。



だからさよならの言葉は

どんなときでも切ないチャイムのよう。



だけどそのチャイムを遅らせる

ひとつの道具がある。


それはタバコ。

夜になってゆくにつれ


目の前の恋人がタバコを手に取るたびに

わたしはひそかにほんとうにホッとしている。

タバコを吸わない人からすれば

タバコ一本吸う時間はけっこうあったりするもので。


煙とか臭いとか

あんまり好きじゃないくせに

あの瞬間のタバコはほんとに、よしよししたくなる。

たまに「最後に吸っていい?」とか言われたら

犬みたいに首をぶんぶん振ってしまう。


わたしはこの感覚を

マジで動物みたいに覚えてしまった。


くさいとか けむたい とか

散々言ってるくせに

こんな感覚が身についていたなんて

知らなかったなぁ。





タバコさん

ちょっとありがと。

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